副業ってSNSだけじゃない~50代シングルマザーの“静かな飲み屋”開業の夢に寄り添って

副業

ある日、姉がぽつりと言いました。


「飲み屋、やりたいんだよね。。」

私は最初ちょっと驚いて、でもすぐに「…うん、なんかわかる気がする」と思いました。


実は、姉が飲み屋をやりたいっていう話は今回が初めてではなくて、何年も前からぽつりぽつりと話していたんです。でも、子育てや仕事、生活のことで、ずっと“現実的じゃない夢”のままだったみたい。

「やっぱり難しいよね」
何度となく締めくくってこの話題は終わりになっていたけれど。
やっぱり夢を諦めきれなかった、やりたいことを実現させたい、失敗するとかしないとか、そんなこと横にすっ飛ばして、とりあえずやってみたい。
姉の決意を私は感じました。

5年以上前に離婚して、養育費ももらえずに子どもたちを女手一つで育てている姉。
とても節約上手で贅沢はしない、だけど好きなことにはお金を惜しまない。
決して高価、贅沢なものを買うのではなく、自分にとって心が喜ぶことを基準に価値のあることにお金を使う人。
ずぼらでどんぶり勘定な私の尊敬する姉。

人付き合いが得意じゃない姉が目指す「静かな飲み屋」

姉はどちらかと言えば人見知り傾向強めでだから接客に自信がなくて、開業を躊躇していたようでした。
なので私に手伝ってほしい言われてしまいまして。
私こそ夜の世界は未経験なので自信がないなぁ、大丈夫なのかしら。
姉から見た私はコミュニケーション力が高いと思ってるようで、カバーしてほしいそうな。(笑)
私もHSPなんだけど・・・・!(心の声)


一人でふらっと入って、静かにお酒を飲んで、心がほどけるような…。そんな場所をつくりたいんだと話してくれました。
お店はこじんまりとしたサイズ感で、カウンター5席とテーブルが2つだけ
「にぎやかで団体さんが来るようなお店じゃなくて、一人や二人でそっと来られるような、そんな空間がいいんだよね」と。

さらに姉の娘(つまり私の姪っ子)にも声をかけていて想像すると私までワクワク!!楽しそう!
*やっぱり若い子もいなきゃね、、、若い華大事!(笑)


どんなメニューにする?
定番メニュー、季節限定メニュー、地場産のお野菜、チーズ、お肉も使いたいよね!
日本酒のことってわからないなぁ・・・姉はわかってるよね?などなど考えるだけで心躍る状態の私でした。
*私が張り切ってどうする。(笑)

週末だけオープンする飲み屋さん。
軌道に乗ったら本業は辞めて飲み屋一本で働いていきたいと語る姉。
やるしかねぇ!!!(笑)

やっていけるのか不安は正直あるよね。でも…

もちろん、現実の問題はあります。
資金のことも簡単ではないし、物件、開業費、仕入れ、集客…考え始めるとキリがない!


きっと、「やってみたい」と思う人の多くがここで立ち止まってしまうのかもなぁ・・・。
赤字で閉店したら借金や悔いも残るし、シングルの姉にとってはかなり痛い出費になるのは目に見える。

でも。
やらずに後悔するのが一番イヤ。やってみてダメだったら、そこで考えればいい
50代でも遅くない。むしろ、今だからこそ“本気でやってみよう”って思えるのかもしれないなって。

それに自営に定年退職はない。
細々とでも一生懸命やっていけたら誰かの目に留まる、末永く心地の良い空間と美味しいお酒に料理を提供できる可能性だって絶対にある。


可能性って今から決められることではなく無限に広がっていると思うから、やりたいことを我慢、制限せずに生きていきたい。
きっと誰もが持つ願望。でも諦めたり、勇気が出なくて実行できなかったりするから。


姉はいろんなことを諦めてきた人生だったと思う。
父親との関係性、苦しんで過呼吸になったり、鬱っぽくなったり、自信喪失してふさぎ込んでいたことも。
前のパートナーとの修羅場も多々あった。


過去の苦労は私には到底想像できないけれど、、、、だからこそもしやるのなら全面的に協力したい!
できる限り姉を支えていきたい。

50代でも遅くない。むしろ、今だからこそ“本気でやってみよう”って思えるのかもしれない。

私は応援する。動き出した夢のそばで~

私は今、自分自身の挑戦としてブログを始めました。
姉は、ずっと心の中にあった夢を実現しようとしています。

どちらもまだ形になっていないし、どこまでいけるかなんて正直わからない。
でも、「何かを始めたい」と思う気持ちに年齢は関係ないし、小さな一歩を笑う人がいたとしても、私は心から応援したい。

私はSNS起業をいろいろググってましたが、ネット社会だけではない、こんな副業の選択もあるのだと姉の話を聞いて思いました。
商売もSNSも向き不向きがあるし、やりたいことの選択肢ってさまざま。
向いてること、やってみたいことって、人によって本当に違いますよね。
誰かの成功パターンに無理に合わせるより、「自分らしいやり方」で動き出す方がずっといい。

私にとってはブログや在宅ワークが挑戦の形だけど、姉にとっては“静かな飲み屋”を開くことが、その一歩だったんだと思います。
どちらも「自分のペースで働きたい」「人とつながりたい」という気持ちは同じ。
年齢や環境に関係なく、挑戦する気持ちがあるってすごいことだなと、姉の話を聞いて改めて感じました。

これからも、姉の飲み屋がどうなっていくのか、ブログでたまに書いていこうと思っています。
小さな飲み屋の物語、もしどこかで共感してくれる人がいたらめちゃくちゃ嬉しいです。

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