こんな悩みありませんか?
「なんとなく人と会ったあとに疲れてしまう」
「ちょっとした一言にモヤモヤしてしまう」
「グループの会話にうまく入れず孤独を感じる」
👉私もずっとそんなふうに感じてきました。
学生時代とは違い、職場・ママ友・地域のつながりなど「大人の付き合い」が増える中で、
HSP(繊細な気質)の私は、些細な言葉や雰囲気にも傷ついたり、気を揉んだり…。
自分の言動に後悔したり、相手の言動に勝手に傷ついたり腹を立てたりと、心が休まらない状態でずっと過ごしていました。

今回は、人間関係で疲れやすいHSPの私が、アラフォー・アラフィフになってようやく見つけた「ちょうどいい距離感」や付き合い方のコツをお話しします。
✅ HSPとは?繊細な気質を持つ人のこと
HSP(エイチ・エス・ピー)とは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、
「とても繊細な感性を持つ人」という意味の言葉です。
生まれつきの気質であり、病気や性格の問題ではありません。
人口の15〜20%、つまり5人に1人くらいはHSPの傾向があるとも言われています。
HSPの人は、例えばこんな特徴があります。
- 人の表情や声のトーンの変化にすぐ気づく
- 音や光、匂いなどに敏感で疲れやすい
- 深く考えすぎてしまうことがある
- 人混みや長時間の会話のあとにどっと疲れる
- 映画や音楽、芸術などに深く感動しやすい
- 人の気持ちに共感しすぎてしまう
つまり、「ちょっとしたことをすごく感じ取ってしまう」性質なのです。
この敏感さは、時には生きづらさにつながることもありますが、
人の気持ちに寄り添えたり、小さな変化に気づけたりする優しさや感性の豊かさという強みにもなります。
最近では「繊細さん」「HSPさん」といったやわらかい表現も使われるようになり、少しずつ理解が広がってきました。
「気にしすぎ」「考えすぎ」と誤解されてしまうこともあるんですよね。
アラフォー・アラフィフ世代の人間関係がしんどい理由
- 気を遣いすぎる場面が多い(職場・ママ友・近所)
- 昔のように「自然な付き合い」が難しくなる
- 年齢とともに価値観のズレも気になりやすくなる
子どもが同級生、仲良いからと言ってママさん同士も必ずしもは仲良くはなれませんし。
*仲良しパターンもありますね。
ママ友を作らなければ孤立してしまう、子ども同士に影響があるのではと不安視する声もあるかもしれませんが、子どもは子ども同士上手くやっていくもの、親が介入しすぎて問題が生じるケースもあるから気を付けたいもの・・・。
会社という組織に属していたらなおさらのこと。
言葉は悪いのですが女性はどうも友達ごっこをしたがる。(笑)
いいときはめちゃくちゃ良いのですが、険悪になると豹変しますからね。。。
あぁ、恐ろしい。(笑)

HSPさんは悩みがちだと思うので、悩みの種を増やさない、人脈は必要以上に広げないほうが穏やかに過ごせると思います。
価値観も違って普通、その中でも似たようなタイプが集まるので大人のお付き合い、あくまでも保護者同士として節度ある関係を心掛けられたら良いですね。
かつての私もそうだったのですが、長い物に巻かれるしかないこともあります。
なにもかも線引きするわけにはいかないし、断り切れないことだってたくさん。
敏感気質な故に人間関係の悩みがずっとまとわりついていました。
HSPの私が悩んできたこと
- 「相手の顔色」を常にうかがってしまう
- ちょっとした言葉に深く傷つく
- 「自分が悪かったかも…」と必要以上に自分を責める癖
なにげない言葉を深堀りして、言われるのは自分に原因があると思ったところで、相手の言葉はコントロールできないし、相手を変えることもできない。
かと言ってそう思ってしまう気持ちは否定できません。
それなら自分が相手に合わせたり自分が変わるしかないのだ、と思ってカメレオンのように人によって使い分けていた時代もありました。
そうするとどれが本当の自分なのかわからなくなって困惑したことも。
でもどれも本当の自分には変わりなかった。
相手によって出す、出さないを決めていただけでした。
100%の自分を常に出せない苛立ちもありましたし、これって自己肯定感の問題なのかと悩むことも。でも低いとか高いということではなく、生まれ持った気質、保身なのであってそれも私の個性で自分なのだと認め、受け入れてきました。
HSPの本もたくさん出版されてるので、読んでみたら自分だけではないのだと少し楽になれる気がします。
もう5年以上前になりますが、読んだのはコチラ↓
人付き合いでラクになるために実践したこと
- 無理な付き合いをやめる「お断り力」を育てる
- 感情をノートに書き出す「思考の整理」習慣
- 嫌われても大丈夫」と思える考え方を持つ
- 自分に優しい人とだけつながる選択をする
気乗りのしない飲み会はことごとく断るようにしています。(笑)
付き合い悪い?えぇ、それでいいのです。
気が進まないのに行っても楽しめないことがわかったので、会いたい人には自分から連絡を取って
ランチに行ったり、家に行ったり来たりをするのが気楽でいい。
誰もが嫌われたくはないと思いますが、好かれようと相手の顔色、態度に感情が振り回されるような付き合いならしなくてよいし、そんな付き合いなら、そっと距離を置いてもいい。
自分をすり減らしてまで続ける関係は、本当の意味で「つながり」とは呼べないから。
気を張って疲れてしまう関係より、
「安心して素の自分でいられる相手」
とのつながりのほうが、ずっと大切。

おわりに|強さだけが正解じゃない。自分の心地よさを大切に
自分にとって心地いい距離感で、人とつながれたら、それだけで十分素敵なこと。
人付き合いで悩んでしまうのは、「人を大切にしたい」と思っているから。
優しさって、本当はとても尊いものなんです。
ただ、優しい人ほど、つい「本音を飲み込む」「違和感を我慢する」「嫌われたくないから笑ってしまう」…そんな生き方になってしまうことがありますよね。
でもそうやって人と関わってきた時間が、すべて間違いだったわけではないと思うんです。
気を遣ってきたこと、我慢してきたことは、思いやりの証でもあります。
だからこそ、これからは少しずつでも「自分が心地よくいられる場所」「無理のない人間関係」を選んでいい。
強くなることだけが正解じゃない。
繊細に感じられる心も、やさしさも、ちゃんと私たちHSPの魅力です。
感性をそのままに、無理のない付き合い方で、穏やかな日々を誰もが過ごせますように。